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機械式時計の複雑機構について

      2015/11/18

①トゥールビヨンについて

トゥールビヨンは、重力の影響で機械式時計の動きに影響

が及ばないようにする機構で、1801年にブレゲが発明しました。

地球の重力は、時計にも影響を及ぼすわけですが、機械式時

計の中身を観ていくと、それぞれの機械がいろいろな向きで重

力の影響を受けていることがわかります。

すなわち、文字盤の角度は常に地面に垂直に固定されてい

れば、まずはその角度に対して完璧な調整を施しておけば良い

わけですが、腕時計は装着されているときは、一定の姿勢を保

てるわけではありません。

それでは、どのように重力の影響を抑えるのか、あるいは分散

させるのか?ということですが、これを脱進、調速を行うガンギ車

とテンプを「キャリッジ」というカゴにパッケージし、このキャリッジ

を一定の速度で回転させることで実現しようというのが、トゥール

ビヨンになります。

ちなみに、ブレゲがこの機構を発明した1801年には腕時計が

存在せず、まずは懐中時計用に使用されたということです。

腕時計はその後、ブレゲによって1812年に開発されました。

機械式時計の魅力というのは、このような200年以上前の発明

が現代に現役で活き続けているようなところにもあるのではない

でしょうか。

②クロノグラフについて

クロノグラフとは、簡単に言えばストップウォッチのことですが、

機械式腕時計でこの機構を動かすとなると様々な複雑な機能

が必要になってきます。

文字盤上には、通常の時計機構以外に、インダイアルと呼

ばれる小さな文字盤があり、これの数によって二つ目とか三

つ目とか言う呼ばれ方をします。

通常のインダイアルでは、12時間積算計、30分間積算計に

秒針が周回するものの三つがあります。

またケースの外周上には、リュウズの上下にクロノグラフボタ

ンがあり、それらのボタンを操作することでインダイアル上の

時間計測が行われる仕組みになっています。

クロノグラフ型の時計はこのように、インダイアル、クロノグラ

フボタンの存在や時計自体の厚みや重厚感により独特の

雰囲気を持っており、計器としての存在感を濃厚に主張する

モノになっています。

③永久カレンダーについて

永久カレンダーとは、グレゴリウス暦に準拠したカレンダーを

備えた機械式時計の機構のことですが、本当の意味での

「永久」とは若干相違しています。

まずグレゴリウス暦ですが、これはユリウス暦を改良した暦の

ことで1582年にローマ教皇グレゴリウス13世が制定しました。

ユリウス暦では、4年に一回のうるう年を設けて、誤差を修正

していましたが、これだと一年に11分の遅れを作り出しており、

1582年段階では10日間の誤差になっていました。これを修

正するためにグレゴリウス13世は、1582年の10月4日の翌日

を一気に10月15日とし、その後の暦の運行を原則的に下

三桁が4で割り切れる数字の場合にうるう年とした上で、これ

に例外を設け下二桁が00になる年は平年としました。

さらに例外中の例外を設けて下二桁が00であっても百の桁

が4で割り切れる数字の場合はうるう年にするという細かい設

定を行い、誤差を最小限にしようとしました。

こうしてグレゴリウス暦では、400年間に3回規則的にうるう年

が来ないケースが出てきます。

それでは、機械式腕時計に組み込まれた永久カレンダーは

どうなっているのかということですが、現在の設定では2100年

3月1日の月曜日までの永久カレンダーになっており、この年

に多くの時計師によって誤差調整作業が発生するつくりになっ

ています。

④リピーターについて

リピーターとは、文字盤を観えないような環境にある時に音に

よって時刻を知らせる機構であり、現代のような夜間の照明が

明るくない時代においては必要不可欠な装置でした。

リピーターという名前の由来ですが、これは既に指針が表示

した時刻を再度音で知らせる機構なのでリピーター=二度

打ち時計、復打ち時計と呼ばれています。

このようなリピーターには幾つか種類がありますが、最も代表

的なものは「ミニッツリピーター=分打ち二度打ち時計」にな

るでしょう。

これは「時単位」「十五分単位」「分単位」の三種類の音で直

前の時刻を知らせる機構になります。

たとえば4時25分であれば「時単位」を表す音が4回、「十五分」

単位を表す音が1回、「分単位」を表す音が10回鳴ることで時

刻を知らせます。

こうしたリピーターの音は、非常に小さいので今日の雑踏の中

では聴き取ることが困難とも言えますが、夜間の照明が十分で

なかった時代においては静寂の中で聴き取ることも容易であっ

たのでしょう。

音はプラチナだとやや固く、銅を含んだ金属だと比較的やわ

らかい感じの聞こえ方をします。

基本的にリピーター機構を備えた時計は非常に高価であり、

1000万円程度の商品もたくさん取り扱っております。

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